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安房高2年生のクラス選択~特進S/特進A 文理選択~

安房高1年生の皆さんは、例年この時期になると、文理選択Sクラス・Aクラス・総合クラスのどれにするかで悩む人が本当に多いです。

今回は、ここ数年の傾向や実際の生徒の様子をもとに、リアルな話をしていきます。

目次

安房高校のクラス選択は数学が得意かどうか

安房高特進クラスの数学は、とにかく速い印象です。11月の時点で1年分の内容を終えているくらいのハイペース。

悪いことではないのですが、数学が苦手な生徒にとっては、一度つまずくとどんどん置いていかれ、定期試験も入試問題が出題されるほど難しく、大変というより苦行になっている生徒も多々。

そして授業は“待ってくれません。”

特進クラスを見ていても、先生は「下に合わせる」より「上に合わせる」方針。

他学年のSクラスの生徒を見てても、例え理系を志望している生徒でも、成績の乖離が大きい印象です。着いていけない授業は、とことん着いていけなくなり、破綻します。

結論、「進度は順調で数学を頑張りたい!」という人にはSクラスがおすすめです。課題も多く、演習量も多いので、数学を武器にしたい人にはピッタリです。

一方で、数学があまり得意でない人は、Aクラスや総合クラスの方が伸びやすいです。「数学に押しつぶされて、他の科目に手が回らない」のは本当にもったいないですからね。定期試験で毎回、高得点争いではなく赤点回避を目標にすると、心理的にもキツいですよね。

東進の先取りと安房高校の先取りの違い

よく「東進も先取りって聞くけど、学校と何が違うの?」と聞かれます。

大きな違いは、“自分のペースで進められるかどうか”です。

東進は90分×10コマで、だいたい1学期分くらい進みます。つまり「周りが進むから焦る」ではなく、「自分のペースでどんどん先へ行ける」。

一方、学校は待ってくれず、どんどん進みます。数学は“積み重ねの科目”です。躓いたとき、すぐに克服できないと、この先も分からないままとなります。

それに、2年生になると多くの人がⅠAを忘れます。

でも東進生は、すでにⅡBまで終わっている人も多く、2年でⅠA・ⅡBを総合的に復習できます。

1年生の段階で数学Ⅱまで学習させられ、「先取り早すぎたかも」と思っていた生徒は多いと思います。ですが、そう思ったた子ほど、2年で一気に成果を出しています。

安房高校 特進Aクラスも全然悪くない。むしろ環境次第で大化けする。

Aクラスだからって侮れません。

実際にこんな事例があります。

安房高校 特進Aクラス 理系の例

修学旅行明けに東進に来た3人組。ⅡB・Ⅲの入試レベル講座を進めたら、全員がクラスのトップ3に。

当時Sクラスの生徒に聞いたら、「Aクラスの理系の空気がすごい」と言ってました。

夏休みは朝8時〜夜23時まで、ほぼ休みなし。結果、11月の模試で千葉大C判定を取るまでに成長しました。

初のC判定!東進の模試は他の模試と判定の出し方が違うため、C判定はかなりすごい!

安房高校 特進Aクラス 文系の例

1年のとき偏差値35からスタート。2年の夏に東進へ。コツコツと勉強を続け、なんと英検準1級に合格!

彼が火種となり、次々に東進で頑張ろうという生徒がきました。毎日登校・継続って、本当に強いです。

【東進入会前】1年生の時の成績。

彼はAクラス文系に進み、英検準1級を獲得。東進模試でも偏差値60まで上がった。

特進Sクラス:指定校推薦との戦い

指定校が決まった子がクラスに出てくると、「うわ、もう受験終わったの!?」って焦る時期もあると思います。

でも実際には、一般受験組はそれどころじゃないくらい集中しています。本気でやってると、そういう空気すら気にならなくなる。

しかも、指定校が決まったあとも学校を休んで東進で勉強してる子、けっこういます。

それよりも大事なことは、他校との刺激できる場。

今の2年生はランゲージ出身でほとんどが安房高出身でしたが、2年になり、翔凛高校の生徒が続々と入り、模試では翔凛高校が全科目1位を総なめしてしまいました。

この状況に一部の生徒は焦りを感じて、部活生でも毎日登校して勉強する生徒も出てきました。

また、校舎ランキングを見た生徒は知っている人もいると思いますが、今の3年生には志学館生で模試で英語や数学を満点近く取る生徒が何人かいます。

でもその“焦り”が良い刺激になって、今では伸びている子もたくさん。他校のライバルがいる環境って、想像以上に大事です。

「同じ学校の中だけの競争」では気づけないことが、たくさんあります。

【参考】安房高校クラス分けについて現高2・3年生の意見

東進に通っている現2・3生に、クラスの雰囲気を聞いて見ました!

高3生Sクラス

3組は1番静かで真面目。授業が終わっても立たずに勉強している。1組のトップはやばい。

高3生2組(文系)

3組初め、1、2組も雰囲気は良くなってます。2年生は1組とそれ以外で数学の問題のレベルが全然違います。

高3生3組(理系)

クラスに総合型4人、指定校2人います。弱い人はそこに流されるかもしれないけど、気にならない人は気にならない。そういう意味では1組の方がいいのかもしれないけど、集中の切り替えは3組が1番だと思います!

高2生2組(文系)

1組の雰囲気はいいように感じます。私立文系なら2組一択かなと。定期試験だと英語の問題は一部、特進とそれ以外で違いますが、数学は全然違います。

高2生3組(理系)

3組に1人、化け物がいます!

まとめ:焦らず、自分に合う戦い方を見つけよう

文理やクラスはたしかに大事な選択ですが、それ以上に大事なのは、「自分に合う戦い方」を見つけられるかどうかです。

  • 数学をどこまで伸ばすか
  • 他の科目とのバランスをどう取るか
  • 誰と刺激を受け合える環境にいるか

この3つを意識できるかが、2年・3年での伸びを大きく左右します。

「どのクラスが合うか」「どんな勉強スタイルが合うか」は人それぞれ。もし迷っているなら、一人で抱えないで相談してください。

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大学・学部選びがわからない…、その先の進路のイメージがわかない…

リクルートで転職支援をしてきた経験。自分自身が館山から東京にでて働いた経験から、就職で有利なる大学選び、大学での過ごし方についてお話可能。進路について迷っている方はご相談ください。

この記事を書いた人

坂本慶介のアバター 坂本慶介 東進衛星予備校 館山校 校長

東進衛星予備校 館山校 校舎長。
東進大井町校に生徒として通い、その後大学生となり担任を2年間務める。指導した生徒は、東大合格を始め難関大学合格者を多数輩出。芝浦工大に進学後、YouTube制作のフリーランスを行いながら、東進館山校に 校舎長に就任。

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