英単語の暗記から受験勉強の流れを掴む
館山校ではまず、受験勉強のスタートとして高速基礎マスターの英単語1800(共通テストレベル)を習得してもらっています。受験勉強を始めるなら英単語の暗記は避けては通れませんが、大半の生徒の皆さんは、”英単語の暗記が苦痛”、”時間をかけているが全然進まない”といった悩みを抱えていると思います。
そこで、この記事では単語の暗記が苦手だと悩む生徒の事例と私なりのコツを紹介していきます!
(藤田は暗記で忘却曲線を強く意識しています)
エビングハウスの忘却曲線について
正常な脳は1日で覚えた内容のほとんどをわすれてしまい、復習することで記憶の持続時間はどんどん長くなり、復習のタイミングも大事だよという英単語の暗記に約立つ情報です。
短期記憶から中期記憶に
とにかく時間がかかって、目標通りに進まないと悩んでいたAさん
確かに平均よりもかなり時間がかかっていたので、学習の様子を見せてもらいました。
わからない単語をじっくりと考えて、更に答えとしばらくにらめっこしながら進めてました。
「やり直す前提でもっと甘々でやってみよう!」
ちょっとしたアドバイスですが、その日まで1ステージクリア(100単語習得)に2時間かけていたAちゃんは30分程でステージをクリアするようになりました。
量の多い暗記は反復で定着させる意識を持つことが大事だと改めて実感しました。
暗記の1周目は適当過ぎるのはもちろんダメですが、丁寧過ぎても非効率、丁度いい塩梅が大事だと思います。(参考:高速基礎マスター)
中期記憶から長期記憶に
2ヶ月前に1800単語を習得したはずなのに模試の英語で全然単語がわからなかったと落胆していたRさん
詳しく聞いてみるとそれ以降は一切単語の学習はしていないとのこと。
その場で1800単語の修了判定テストに再チャレンジしてもらうと結果は正答率53%(95%以上で合格)
やっぱり丸暗記は苦手だと落ち込んでいました。
もう1度復習を薦めると、渋い顔をしながらもすんなり再習得してくれました。
多くの人が暗記できたと感じるラインは中期記憶(1ヶ月間程度持つ記憶)を形成したあたりだと感じています。
Rさんのようにせっかく暗記したのに忘れてしまっていることにショックを受ける生徒が多いのですが、これもまた忘却曲線に基づいて考えると全くやらなければ、忘れて当たり前です。(苦手じゃない)
長期記憶(3ヶ月程度持つ記憶)までは復習のタイミングは強く意識してほしいです。
それ以降は思いついたタイミング(模試前とか)にサラッとやっておけば問題ないと思います!
(参考:高速基礎マスター)
終わりに
私自身の高校時代、受験勉強のスタートは先が全く見えず、不安ばかりでした。
最初にターゲット1900という単語帳をまるっと暗記できたことで合格までの道筋がうっすらと見え、流れにノッていけたことは今でも覚えています。
館山校の生徒にもまずは英単語の暗記を是が非でも成功体験にしてもらいたい。(納得してもらうまでしつこくコツ教えます)
受験勉強のいいスタートが切れるようサポートしていければと思っています。
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