評定は良いけど模試偏差値が低い、でも一般受験を希望している子たちがあまりにも多い
評定は4.5、でも模試では偏差値50…。(定期はできるけど、模試ができない。)
そういう話をあまりにもよく聞きます。本来、評定が高い=定期テストで良い点を取っている→勉強ができる、模試でも偏差値高いはず。(評定4.5なら少なくとも偏差値60はいっていてほしいところ。)
定期テストの勉強をしているのに実力がついていなことがマズイ…。なぜそうなるのか、どうしたら良いのかを考えてみました。
指定校で行けばいいじゃん→国立に行けない
指定校推薦=私立大学しかありません。国立狙いの子は、定期テストの結果は参考程度。一般受験に自動的になります。
なぜ評定だけ高いのか
理解せずに丸暗記しているから
丸暗記しているからでしょう。理解を伴わないで、表面的に暗記する勉強を積み重ねてきている人が多いのかなと思います。「教科書本文がそのままでて、空所補充になっているから暗記すればいける。」など、そんな話を高校生から聞くことがあります。
「まあ、そうだけど。それってその場しのぎだよね・・・。」その教科書の本文そのままなら通用しますが、少しでも文章が変わったときに対応できなかったり、1~2年後の大学入試では覚えているわけもない。
だから定期テスト前日にやるぐらいなら良いかと思いますが、本文丸暗記を1ヶ月前から一生懸命やっているとしたら、悲しい結果が待っています。暗記ではなく理解。理解をしているから、忘れないし、あらゆる問題に適応できます。
丸暗記でとれるテスト問題も良くない
当塾で国語の問題をやっているときに、空所補充だとみんな本文を読まないで、問題を見て、適当にその前後を探して回答を作る子がいます(ほとんどがそう)。国語って本文を読まなきゃ力がつかない。でも本文を読まなくても正解できてしまう問題が出題されている。じゃあそれでいっかとなるもの理解できます。
そこで、当塾ではオール記述問題で考えなきゃ解けない問題にしています。
- 筆者の主張はなにか?
- 傍線部の意味を説明せよ。
- ここの具体例は、結局何を主張するための具体例なのか?
するとどうでしょうか?みんな本文を読み出すんですね。そして考え出すんですね。問題の作り方次第で、受け手の勉強の仕方を変えることができます。
記述問題は、採点の手間があることもわかりますし、同一基準で統一性をもたせる難しさがあるのもわかりますが、テスト問題は生徒に対して、先生はこの科目に対して「こんなスタンスでいますよ」というメッセージになります。
教科書本文をそのまま出して、空所補充。→とにかく教科書本文を暗記してこいや、と生徒は受け取りかねません。
先生が一番大事にしていることは何なのか?それを具体化した定期テスト問題になっているのでしょうか。
定期テストの点数がいい≒模試で偏差値が高いという世界を!
本来定期テストは、実力をつけるためのものです。なので、定期テストで点数がとれている≒模試での偏差値も高い、という状態を作れないと、定期テストのための勉強、模試のための勉強、と分断されてしまいます。一般受験と決めている子が、学校定期をガン無視する。そうなったら悲しい。
定期テストで点をとるための勉強で実力が付くような試験問題にして、定期テストで高得点=模試でも高得点という世界をつくりたいものです。
受験戦略が重要
評定を取っていても、国立入試にはつながらないことを高1、高2の段階で理解をしていたかどうか、です。高3でようやく理解。そして慌てる…というケースだとしたらちょっとかわいそうですよね😅
大学受験は、指定校、一般、総合型など、いろんな形式がありますので、自分に向いているのはどれか、行きたいところはそれで行けるのか、高1段階から調べつつ実行していく必要があります。でも、自力じゃ調べられないから、周りの力が重要。
東進生は小池がサポートしますよ。
定期テストが変わらない前提で、高校生はどういう対処をすれば良いのか?
丸暗記をやめる
丸暗記は蓄積されません。実力がつきません。だから丸暗記をやめましょう。理解を深める勉強をしましょう。理解を深める勉強は蓄積されていきます。即効性はないかもしれないけど、ジワリジワリと結果が出ていきます。
丸暗記の解禁はテスト3日前から
とはいえ、定期テストで良い点も取りたい。ならば丸暗記はテスト3日前からだけ、やるとか。どうせ一ヶ月前からやっても、丸暗記なんてそんな覚えられるものじゃないですよ。
リクルートで転職支援をしてきた経験。自分自身が館山から東京にでて働いた経験から、就職で有利なる大学選び、大学での過ごし方についてお話可能。進路について迷っている方はご相談ください。