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祭りに燃やす熱を、未来へとつなごう~日常と勉強の両立術~

夏休みが終わり、いよいよ2学期が始まりましたね。そして、この安房地域で育った皆さんなら誰もが知っているように、秋は各所でお祭りが開催される季節です。
お祭りは、古くから地域で大切にされてきた大切な行事。

特に今週末は館山の「やわたんまち」、鴨川地区合同祭、保田地区連合祭など大規模な祭礼が控えています。

街中に響くお囃子、風になびく提灯、そして、たくさんの山車、神輿、屋台や人で賑わうお祭り。一年でこの時期を心待ちにしている、「祭り大好き」な皆さんも多いのではないでしょうか。

「お祭りに行きたい!でも勉強も…」

そんな風に心が揺れている人もいるかもしれません。
とっても、とってもわかります。
私自身も、お祭りが大好きで、幼いころから欠かさず参加しています。

ですが、今回は皆さんに、受験生として、そして一人の人間として、このお祭りとの向き合い方について、少し真剣に考えてほしいと思います。

決して、皆さんに「お祭りに行くな」「参加するな」とは言いません。

目次

お祭りを通して学ぶことの価値

お祭りはただの遊びではありません。日本の文化には、「ハレ」と「ケ」という考え方があります。

「ケ」が普段の日常や普通の生活を意味するのに対し、「ハレ」とはお祭りや冠婚葬祭などの非日常的な、特別な日を指します。お祭りは、日々の「ケ」から離れて、地域の人々と心を通わせ、エネルギーを充電する、大切な「ハレ」の行事なのです。

この安房地域では、夏から秋にかけて各所で本当に様々なお祭りが開催されます。それぞれの地区のお祭りには、普段の学校生活や勉強では得られない、たくさんの学びがあります。

  • 地域とのつながり:お祭りは、地域の人々が世代を超えて協力し、一つのものを作り上げる場です。地域の歴史や文化を肌で感じ、地元への愛着を育むことができます。
  • 人とのコミュニケーション:たくさんの人が集まるお祭りでは、普段話す機会のない人とも交流するチャンスがあります。年齢や立場が違う人との会話から、新たな発見や気づきを得ることができます。
  • 非日常の体験:日々のルーティンから離れ、心から楽しむ時間を持つことは、心身のリフレッシュに繋がります。この非日常の体験が、その後の学習への集中力やモチベーションを高めてくれることもあります。

お祭りを全力で楽しむことは、決して無駄なことではありません。むしろ、そこで得た「ハレ」のエネルギーを、これからの「ケ」の生活である勉強に活かしてほしいのです。

高校生だった私と「お祭り」

実は、私自身も高校生の頃、お祭りに欠かさず参加していました。

祭りの準備期間は、学校が終わったらそのまま部活へ、部活が終わったら家に帰って一息つく間もなく、祭りの準備に向かうという日々でした。当然、家に帰ってくるのは夜でしたが、それでも、眠い目をこすりながらも毎日必ず勉強をしてから寝ていました。

そして、いよいよお祭り当日。一番楽しみたい日だからこそ、私は家を出る前に必ず30分だけでも勉強してから参加していました。

なぜそこまでして、毎日勉強を続けたのか。それは、「これだけは絶対にやる」と自分で決めたルールを守ることで、「自分はやるべきことをやっている」という自信をつけたかったからです。

たった30分かもしれません。しかし、その30分が、お祭りを心から楽しむための心の余裕を生み、同時に、祭りが終わった後に再び勉強に集中するためのスイッチになっていました。

大切なのは、祭りを楽しむ時間と、勉強する時間を、きっちり区別することです。両方とも中途半端に終わらせるのではなく、やるべきことをやった上で、全力で楽しむ。そうすることで、相乗効果が生まれ、より充実した日々を送ることができます。

「高校生の日常」は、今しかない

お祭りは、これから先も、きっとこの地域で続いていきます。来年も、再来年も、大人になってからも、いつでも参加することができます。

しかし、高校生として毎日授業を受け、部活に打ち込み、放課後には友達と語り合い、そして受験勉強に励むという日常は、「今」しかありません。

皆さんの将来の夢を叶えるために必要な、日々の地道な努力。

  • 毎日コツコツと英単語を覚えること
  • 苦手な数学の問題に何度も挑戦すること
  • 眠い目をこすりながら自習室で勉強すること

これらの積み重ねこそが、皆さんの未来を形作る、かけがえのない時間なのです。

9月14日(日)は「基礎力判定テスト」がある

秋のお祭りを心待ちにしている人も、そうでない人も、9月14日(日)には私たちにとって非常に大切な「大学合格力基礎力判定テスト」が開催されます。

この模試は、皆さんの現在の実力を正確に把握し、これからの学習戦略を立てるための羅針盤です。
どんなに忙しくても、この模試は決して軽んじるべきではありません。

この模試には全力で挑んでほしいと思います。ここで自分の弱点をしっかりと見つけ出し、今後の学習計画に活かしていきましょう。

最後に、スタッフからのメッセージ

お祭りの楽しさは、日々の努力があってこそ、より特別なものになります。

お祭りに行くことを決めたなら、ぜひ全力で楽しんできてください。そして、その感動や熱気を、明日からの勉強へのエネルギーに変えてほしいと思います。

お祭りの興奮が冷めた後、再び机に向かう強さが、皆さんの成長を大きく左右します。お祭りの楽しさから日常の勉強モードへの切り替えこそが、これからの皆さんの力を伸ばします。

東進衛星予備校 館山校の自習室は、いつでも皆さんの居場所です。
お祭りから帰ってきたら、すぐにでも涼しい部屋で勉強モードに切り替えて、また一緒に頑張りましょう。

私たちスタッフは、皆さんがそれぞれの目標を達成できるよう、全力でサポートします。

「今」しかない高校生活を共に未来へとつなげていきましょう!

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この記事を書いた人

東進衛星予備校 館山校 担任。
安房高→千葉大学教育学部卒業。
その他の仕事はWEBライター、飲食店経営など。
千葉市と安房の二拠点生活をしている。
JJRU千葉支部(旧千葉県ダブルダッチ協会)南房総支部長を務め、ダブルダッチの普及を行っている。

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