高校生の定期テストの勉強法
定期テストの勉強は何をしたらいいかわからない。そんなあなたのために定期テストの勉強法をまとめました。指定校推薦で模試の偏差値50なのに、偏差値65の大学に受かる。そんな事例も出ています。
中学に比べ2倍大変
中学は国数英理社の5教科5科目。高校では12~13科目。科目ごとの重さに差がありますが、だいたい2倍大変だと思ってください。中学の定期テストの勉強は、5教科全部ワーク3周やりきって万全の状態でテストに望むことができたと思います。
高校ではやりきってテストを受けることはなかなか難しいです。やりきれなくて、不安な気持ちのままテストに向かうことが多いです。
平日は5時間、土日10時間。2週間前から、それぐらいの勢いで勉強してようやくそこそこ満足できるまでやりきれるかな、という感じ。
指定校推薦狙いの子は、定期テストに命をかける
指定校推薦は評定勝負。大学受験が3年間にわたってあるイメージ。何点以上とれば評定5になるのかを理解しておく。例えば、安房高校なら100点とっても評定5、80点でも評定5。全科目80点ならオール5になりますよ。
指定校枠はどこの大学の何学部があるのか。自分はどこを狙って、ダメならどこにするのか。すべて設計しておくといいです。だって、指定校狙ってたのに、行きたいことろがないことに高3で気がつくとかなると悲劇ですよね。
指定校推薦狙いなら、どこを狙うか決めておく
高校から指定校推薦のリストを見せてもらえると思います。安房高校であれば高1からコンパスという進路資料が毎年配布されます。それを呼んで狙う指定校枠を決めておきます。ただ、ある程度大学についての知識がないとどこを狙ったらいいかわからないと思うので、相談をしてください。また狙い目指定校推薦のリストを作っています。東進館山校の生徒限定ですが、参考にしてください。
\安房高校/
一般受験生は定期テストをどう捉えるか?
共通テストの8割は、高1・高2から出題
共通テストを受ける=国立大学受験生。
国立狙いなら、定期の勉強は共通テストに役立ちます。どの科目を使うを意識して、そこに力をいれましょう。
赤点より青点
高校生になると赤点という言葉のインパクトが強くて、赤点を回避することに躍起になります。
10科目あるとして、トータルで500点とれる実力があるとします。
赤点を回避しようとすると、全教科50点…となりがちです。
ちがうちがう、そうじゃない。
一般受験の人は、英語90点、現代文90点、日本史90点、他7科目がそれぞれ33点。(トータル500点)という取り方をしたいです。
赤点 | 30点未満 |
青点 | 90点以上 小池の造語です。一般的な言葉ではありません。 |
高校生の定期テスト勉強法
普段:概念理解
教科書のワーク、教科書本文を暗記するような、小手先の表面的勉強は避けたいところ。本質を理解するような力のつく勉強をしたいです。
テスト前(目安として2週間前から):教科書そのものを勉強
教科書ワーク、教科書、プリントなどを使って、教科書本文に出てくる単語、熟語、漢字など、学校でやってることそのものの勉強をしていく必要があります。
やはり出るのは教科書から。英語なんて、教科書本文がそのまま出るのが7割。(3割は教科書外の初見の問題がでます。※高校・クラスのレベルによって比率の差はあり。)
出ることを、直接的に勉強していく必要があります。
数学の定期テスト勉強法
数学なら教科書の例題、章末問題を解いて◯×をつける。×は理解をして、しばらく時間を開けてから再度ときなおす。全部◯に変わるまでやり切る。学校指定の参考書(青チャートなど)からも範囲が割り振られるので、例題だけ解答を隠して◯×をつけて全部やる。(もちろん×は◯に変わるまでやり切る。)例題だけで、まずはOK。下にある演習問題までやる時間はない。(演習は、例題の類題なので、やらなくてもとける。)
英語の定期テスト勉強法
英語。教科書単語の暗記。教科書本文の複雑な部分の構文(SVOCM)を理解して、説明できる状態を作ったうえで本文音読。音読の際には、もちろんタダ読むだけでなく、音読→和訳(書かなくていい。頭の中で)ができるように。演習用の問題を全部解いて◯×つける。◯になるまでやり切る。
まとめ
- 中学の2倍大変。万全の準備を!
- テスト前は学校でやっている勉強に切り替える(教科書・プリント・学校ワーク)
- 指定校狙いの子は評定5狙い。100点狙いじゃない。80点狙い。
- 一般の子は、定期テストを利用して受験勉強を行う。赤点回避じゃなくて青点狙い。
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