【館山の受験生へ】志望校選びは“感想”ではなく“数字”で決めよう
志望校を決めるときに意識してほしいこと
志望校を考えるとき、つい「行きたい大学」だけをリストに並べてしまいがちですよね。でも、実際の受験では同じレベルの大学だけを受けるのはかなりリスキーです。
大切なのが、レベルの“縦割り”と“横割り”という考え方です。
“縦割り”とは、第一志望(挑戦校)・実力相応校・安全校をバランスよく組み合わせること。「全部ダメだった…」とならないように、合格を確実に取れるラインも入れておくことが安心です。
一方で“横割り”とは、実力相応の大学を複数受けることです。野球で言えば、打率3割の選手も10回中3回打てば一流。受験もそれと同じで、打席(=受験)に立つ回数が増えれば、それだけ合格のチャンスも上がるのです。

「ここだけに賭ける!」という一本勝負はかっこいいようで、実は危険です。合格発表までの不安も大きくなりますし、複数受けておくことで“出題の傾向に慣れる”という効果もあります。いくつかの大学を受けることで、結果的に本命校の合格率も高まります。
過去問での見極めが重要
もうひとつ大切なのが、「過去問での見極め」です。
過去問でよくあるのが、「できた気がする」「手応えがあった」といった感想だけで判断してしまうケース。ですが、それはあくまで“自分の感想”にすぎません。
大事なのは、合格最低点を意識することです。「その得点で本当に受かるのか?」を数字で見て判断しなければいけません。過去問演習を重ねる中で、点数・配点・出題傾向を具体的に把握し、合格ラインを超えられるのかを冷静に分析しましょう。
ここを見誤ると、第一志望はもちろん、「実力相応」と思っていた大学が実は“挑戦レベル”だった、ということにもなりかねません。

そうなると、滑り止めのつもりだった大学も滑り止めではなくなり、最悪の場合、どこにも合格できず浪人……というリスクも。「感覚」ではなく「数値」で判断すること。これが、受験の勝負を分けるポイントです。
移動と日程を見越したスケジュール設計
地方から受験する場合、移動と日程の設計がすごく大事です。受験校を決めたら、まずは試験日・会場・移動時間を一覧にしてみましょう。「この日にどこで受けるのか」「どうやって移動するのか」が一目で分かるだけで、かなり安心できます。
東進では「合格サポートシステム」という機能があります。「出願締切日」「試験日」「合格発表日」「入学手続き締切日」を一覧にして見ることができますので、ご活用ください。保護者用POSからも確認できます。

連続で試験を入れすぎると、体力も集中力も持ちません。人によって個人差ありますが、個人的に3日連続は結構キツいです。たまに5日連続入れる人もいますが、NG。倒れます。
また、館山の受験生が気になるのは宿泊についてだと思います。
前泊は必ずしましょう。試験は早いところだと9時半から開始するので、8時半までには着いておきたいです。そうなると6時半くらいには出発していないといけないです。結構辛いですよね。なので、前泊はして余裕を持ちましょう。
また、試験と試験の間が1日であれば、その日も宿泊しましょう。交通費なども考えて無駄な費用と時間を注ぎます。
間が2日は迷いどころですが、宿泊先でダラダラする可能性もあります。一度帰り、次の日しっかり勉強し、その次の日に前泊することをお勧めします。
