中学からの塾、高校で変えるべき?【館山の塾・予備校】

こんにちは、東進衛星予備校 館山校の坂本です。
面談でよくいただく質問のひとつに、こういうものがあります。
「中学のときから同じ塾に通っています。高校に入ってからもそのまま続けているのですが、このままでいいのでしょうか」
実際、館山では中学から通っていた塾を高校でもそのまま続けている生徒がとても多いです。今日はこの質問に、変えなくていい場合も含めて正直にお答えします。
結論:大学受験に本気なら、変えたほうがいいです
先に結論を言います。本気で大学受験に向かうつもりなら、変えるべきです。
ただし、これは「今の塾が良くない」という話ではまったくありません。高校受験までと大学受験とでは、必要になるものが根本的に変わるからです。
逆に、変えなくていいケースもはっきりあります。後半でそこもお話しします。
高校入試と大学入試は、まったく別の競技です
まず知っておいてほしいのが、この2つの入試の性質の違いです。
高校入試は「決まった範囲の努力」が点になる
高校入試で問われるのは、中学で習った内容です。範囲がはっきり決まっていて、やった分が点数に返ってきやすい試験です。
計算問題も多く、教科書の内容を順番に押さえていけば形になります。努力と結果が結びつきやすいのが、高校入試の特徴です。
大学入試は、範囲も深さも別物になる
一方、大学入試はまったく違います。まず定期試験レベルの問題は出題されません。
また大学ごとに科目が絞られ、そのぶん1科目あたりの専門性が一気に上がります。公式を覚えて当てはめれば解ける、という作りにはなっていません。
歴史も同じです。年号を覚えるだけでは、1点も取れない問題がふつうに出ます。
実際に、千葉県の公立高校入試の数学と、早稲田大学理工学部の数学を並べてみます。

左は、計算問題や図形の選択問題が並んでいます。右は、1問ごとに(1)(2)(3)と小問が続く形式です。「これは解けるよ」と思う方も多いと思います。
早稲田理工は120分でたった5題です。1問あたり24分。見ただけで解ける問題は1つもありません。
たとえば、問題文にこんな言葉が並びます。「数列の漸化式を用いて表せ」「媒介変数表示をもつ曲線の概形を描け」。高校入試までの数学とは、要求されているものがまったく違います。
大学入試の問題は、大人が見ても手が出ないレベルのものが並びます。同じ「入試」という言葉でも、中身は別の競技だと思ってください。
多くの生徒が「急に解けなくなる」瞬間があります
高校数学には、はっきりした分かれ道があります。
「数と式」のような計算中心の単元は、まだ面白いと感じる生徒が多いです。ところが2次関数、そして三角比のsinやcosに入ったあたりで、風景が変わります。
中学まで数学が得意だった生徒が、ここで急につまずくケースは本当によくあります。
「分かったつもり」が通用しなくなる
原因は、理解の深さです。
分からない問題をその場で聞いて、解き方を教わる。それで一度は解けるようになります。ただ、その理解が表面的なままだと、少しひねられた途端に手が止まります。
高校に入って急に定期テストが取れなくなった、という相談をよく受けますが、多くはこれが理由です。中学までは表面的な理解でも点が取れてしまうぶん、気づくのが遅れます。
質問に答えてもらうだけでは、埋まらないものがある
もうひとつ、大学受験で決定的に効いてくるものがあります。戦略です。
分からないところを質問して解決する。これはもちろん大事です。ただ、大学受験ではそれだけでは足りません。
受験生が本当に迷うのは、こういうことです。
- いつまでに、何を、どこまで終わらせればいいのか
- 自分の学力と志望校の差は、あと何点なのか
- そもそも、どの大学を目指すのが自分に合っているのか

これらは、目の前の1問を解説してもらっても解決しません。受験全体を見渡して、逆算して示す人が必要です。
今回の夏、他の塾から館山校に移ってきた生徒が何人かいました。学年はそれぞれ違いますが、共通していたのは「このままで受かるのか、方針が見えない」という不安でした。
学年が上がるほど、この不安は大きくなります。

逆に、変えなくていいケース
ここまで読んで「じゃあ全員変えるべきなのか」と思われたかもしれませんが、そうではありません。
次のような場合は、今のまま続けるほうが合っていると思います。
- 定期テストでそこそこ点が取れていればいい
- 赤点だけは避けたい
- 大学受験より、まずは学校の勉強についていくことを優先したい
目的が学校の勉強にある場合、無理に変える必要はありません。大事なのは「今どこに焦点を合わせているか」です。
ただし、定期テストを頑張ることと、大学入試で戦えるようになることは、そのままではつながりません。
定期テストは範囲が決まっていて、出題する先生も分かっています。対策のしようがあります。一方の大学入試は、範囲も出題者も分からないところから、初見の問題を解かなければなりません。
「定期テストは取れているから大丈夫」と思っていたのに、模試を受けたら全然できなかった。これは毎年、本当によくある話です。
ですので、途中で「やっぱり大学受験に本気で向かいたい」と思ったときは、そのタイミングで考え直してください。早いほど選択肢は多く残ります。
館山校がやっていること
参考までに、館山校の場合をお話しします。
大学受験しかやっていない
館山校は大学受験専門です。中学受験も高校受験も扱っていません。
私自身も、大学受験だけでキャリアを積んできました。扱う範囲を絞っているぶん、そこに全部を注げます。

「教える人」と「戦略を示す人」を分けている
これが館山校のいちばんの特徴かもしれません。
授業は、映像で全国から選ばれたプロ講師が担当します。そのぶん私は、学習の戦略を組み立てることに集中できます。
1人が教えることと戦略の両方を担うと、どうしても科目を教えるだけで手一杯になります。役割を分けているからこそ、両方の質を落とさずにいられます。
いつでも勉強できる場所があるか
塾を選ぶときに意外と見落とされがちなのが、開いている時間です。
受験生には「1日15時間」と伝えています。校舎に来て勉強モードでいる時間のことですが、そもそも勉強できる場所が開いていなければ、この時間は作れません。
特に高3の後半になると、学校に行かない日が増えてきます。そのとき、朝から夜まで机に向かえる場所があるかどうかで、1日の使い方がまったく変わります。
東進館山校は365日休みなく、朝6時から夜23時まで開いています。「行きたいのに閉まっている」ということがありません。
塾を検討するときは、平日の何時から開いているか、長期休みや学校のない日はどうなっているかを、ぜひ確認してみてください。

映像と集団の「いいとこ取り」にしている
映像授業と聞くと、一人で黙々と画面に向かう姿を想像されるかもしれません。館山校はそうではありません。
「この時間に集まって全員で受講する」という受講日を設けています。映像なのに、決まった曜日・時間に全員が机を並べている状態です。
映像授業の自由さ(自分のペースで進められる・何度でも聞き直せる)と、集団の緊張感を組み合わせた形です。どちらか一方では手に入らないものが、両方あります。

周りにいる生徒の層が違う
意外と大きいのが、これです。
館山校に集まるのは、上を目指している生徒です。同じ空間に、自分より頑張っている人がいる。この環境は、学校ではなかなか手に入りません。
周りが受験モードでない環境にいると、どうしても基準が下がります。逆も同じで、周りが本気だと自分の基準も自然と上がっていきます。

よくある質問
- 今の塾を辞めるタイミングはいつがいいですか?
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大学受験に本気で向かうと決めたときが、そのタイミングです。学年が上がるほど残り時間は減るので、迷っている時間そのものがコストになります。まずは今の学力と志望校の差を確認するところからで大丈夫です。
- 高3の夏からでも間に合いますか?
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志望校と現在の学力によります。実際に高3から移ってきて結果を出した生徒もいます。ただ、残り時間で何ができるかは正直にお伝えします。難しい場合は難しいと言います。
- 今の塾に不満はないのですが、変える意味はありますか?
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不満がないなら、無理に変える必要はありません。判断の基準は満足度ではなく、志望校に届く道筋が見えているかどうかです。そこが見えていないなら、一度話を聞きに来てください。
迷っているなら、まず現在地を確認しませんか
塾を変えるかどうかは、大きな決断です。
その判断のために必要なのは、他塾との比較ではなく、今の学力と志望校の差がどれくらいあるかという事実だと思っています。

校舎長 坂本「今のままでいいのか」を一緒に確認するところから始めましょう。話を聞いたうえで、変えないほうがいいと思えば、正直にそうお伝えします。
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