【高1文系】日本史と世界史どっち?迷ったら日本史をすすめる理由【館山の塾・予備校】

こんにちは、東進衛星予備校 館山校の坂本です。
この時期、高1の面談でよく聞かれる質問があります。「文系の社会、日本史と世界史どっちを選べばいいですか?」
来年の選択科目を、もうすぐ学校に出す人も多いと思います。今日は、面談でいつも話している答えをまとめました。
日本史と世界史どっち?答えは「迷ったら日本史」
先に大事なことを言っておきます。日本史と世界史、どちらを選んでも受験で有利・不利はほとんどありません。
だから「こっちが好き」「こっちが得意」がはっきりしている人は、それで決めて大丈夫です。
困るのは、どちらもピンとこない人ですよね。でも、それは当たり前です。高1の今は「歴史総合」しか習っていないので、比べようがありません。
そういう人に、私はいつもこう言っています。「迷ったら日本史のほうがいいんじゃない?」
文系の社会で日本史をすすめる3つの理由
① 中学で習った「土台」がある
中学の歴史の授業は、日本の歴史が中心でしたよね。縄文時代から、平安、鎌倉、江戸、明治…と、ひと通りの流れはもう習っています。
一方、世界史はほぼゼロからのスタートです。
同じ量を覚えるなら、知っている話の「続き」を覚えるほうがずっとラクです。これがいちばんの理由です。

② 漢字の名前はイメージしやすい
世界史は、人の名前も国の名前もカタカナが中心です。似た名前もたくさん出てきます。
日本史は漢字なので、文字を見るだけで中身がなんとなくわかります。「楽市・楽座」と聞けば、市場の話かな、と想像がつきますよね。
さらに世界史は、ヨーロッパ、中国、中東…と、同じ時代の話がいくつも並んで進みます。範囲が広いうえに、時代の行ったり来たりが多い。ここでつまずく人が多いです。

③ 楽しく入れる入口がたくさんある
大河ドラマ、歴史マンガ、YouTubeの解説動画。日本史には、勉強っぽくない入口がたくさんあります。
館山校でも「日本史が覚えられない」という生徒には、こう話しています。「用語はまだ覚えなくていい。まずはストーリーで流れをつかもう」。
流れがわかってから用語を覚えると、ぐっと頭に入りやすくなります。面談をしていても、国語が得意な人は日本史も得意なことが多いと感じます。文章で流れを追うのが好きな人には、特に向いています。

世界史や政治・経済を選んでもいい人
世界史が向いている人
もちろん、世界史がダメというわけではありません。次のような人は、世界史を選んでも大丈夫です。
- 歴史総合の授業で、世界の話のほうが面白いと感じた人
- カタカナの名前を覚えるのが苦にならない人
- もう世界史の本や動画にハマっている人
「面白い」と思える気持ちは、どんな勉強法よりも強い武器です。迷っていないなら、好きなほうを選んでください。
どっちも気が進まない人は「政治・経済」もある
「日本史も世界史も、正直どっちも嫌だ…」という人もいますよね。そんな人には、「政治・経済」という選択肢もあります。
選挙、お金、景気、国と国の関係など、ニュースで見る社会の仕組みを学ぶ科目です。歴史のように、昔の出来事を時代順に積み上げていく必要はありません。
館山校でも、模試で政治・経済を初めて受けたのに半分ほど取れた生徒がいます。私立文系で、英語・国語・政治経済の3科目で受験する先輩もいます。
ただし、政治・経済では受けられない大学・学部もあります。選ぶ前に、行きたい大学の入試科目を必ず確認しておきましょう。
地理を考えている人へ
ちなみに地理は、国公立大学なら選べることが多いのですが、私立大学では地理で受けられない学部もあります。私立も考えている人は、歴史を選んでおくと安心です。
「どっちが有利?」を共通テストのデータで見る
「世界史のほうが点が取りやすいって聞いた」という声もあります。実際の数字を見てみましょう。
| 共通テスト(本試験) | 2025年 | 2026年 |
|---|---|---|
| 歴史総合,日本史探究 | 114,599人 平均56.99点 | 124,431人 平均62.29点 |
| 歴史総合,世界史探究 | 69,273人 平均66.12点 | 78,710人 平均60.88点 |
わかることは2つです。
1つめは、日本史を選ぶ人は、世界史の約1.6倍いること。全国でも、日本史を選ぶ人のほうが多いんです。
2つめは、平均点の高い・低いが年によって入れ替わっていること。2025年は世界史が高く、2026年は日本史が高くなりました。
つまり「こっちを選べば点が取れる」という科目はありません。だからこそ、自分が覚えやすいほうを選ぶのがいちばんです。
本当に差がつくのは「選んだあと」
ここまで「どっちを選ぶか」の話をしてきました。でも、実は差がつくのはその後です。
浪人生に「日本史、どこまで固まった?」と聞くと、よく「江戸時代までです」と返ってきます。このあたりの高校では、日本史の授業が終わるのは3年生の12月ごろ。受験レベルまで仕上げられたのは、江戸時代までが限界だった、ということです。
英語は大事だと誰もがわかっているので、みんな最後には仕上げてきます。差がつきやすいのは、後回しにされがちな社会のほうなんです。
それに、日本史を選ぶ人には歴史好きも多い。早い時期から、共通テストで高得点を取ってくる人もいます。そういう人たちと同じ土俵で戦うことになります。
だから館山校では、英語を高2のうちに仕上げて、高3は社会に時間を使う計画を立てています。実際に、高1の11月から日本史を始めた志学館の先輩は、高2の定期試験で日本史の学年1位を取りました。

国公立を目指す人は、さらに数学にも時間がかかります。社会を早く片づけるほど、数学に回せる時間が増えます。

高1の今日からできること
「早く始めよう」と言われても、いきなり教科書を覚えるのはしんどいですよね。まずは、これくらいから始めてみてください。
- 日本史の流れを説明する動画を、1日15分だけ見る
- 気になる時代の大河ドラマや歴史マンガを1つ選ぶ
- 用語の暗記は後回しにして、「誰が・何をして・どうなったか」だけ追う
完璧にやらなくて大丈夫です。「なんとなく流れを知っている」状態を作るだけで、来年の授業がぐっとラクになります。
よくある質問
- 学校で選んだ科目と、受験で使う科目がちがってもいいですか?
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大丈夫です。学校では地理を選んでいて、受験は日本史で行くと決めて、東進で日本史を始めた生徒もいます。ただし学校の授業の助けがない分、自分で進める覚悟は必要です。
- 高1から日本史の受験勉強を始めるのは早すぎませんか?
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早すぎません。学校の授業は3年生の12月ごろまでかかります。先に進めておけば、高3で問題演習に時間を使えます。高1の11月から始めた先輩もいます。
- 日本史と世界史、両方やったほうがいいですか?
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歴史はどちらか1つに絞るのが基本です。国公立で社会が2科目必要な場合も、もう1つは「公共,政治・経済」などにする人が多いです。
文理選択そのものに迷っている安房高生は、こちらの記事も参考にしてください。

校舎長 坂本迷ったら日本史。でも、いちばん大事なのは「選んだ科目を早く始めること」です。科目選びで迷っている人は、面談で一緒に考えましょう。

